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   あとがき


 ティレニアやナセル……今回犠牲になられた傭兵の方々に、黙祷を捧げます。
 あなた方の御蔭でこの作品は成り立っています。
 私は、あなた方のことを忘れません。


 とまあ、何か重い感じで始まりましたあとがきです。
 どうもお久しぶり、石田美咲兎です。
 前作の「S.K.Y.2〜遠方の来訪者〜」は去年の十月三日に書き上がったものなので(何気に宣伝)、約十一ヶ月ぶりになる今回の作品です。
 実際に「アカツキ」というタイトルで書こうと決めてネタを練り始めたのが去年のちょうどこの辺りだったので、一年で完成、ということになります。


 初め軸にあったのは「記憶喪失の大罪者」という言葉。何年か前にノートに書き留めていたネタに主人公は記憶喪失の男で脱走した罪人というのがあったんですが、まあそれはボツりましたが、それが元ネタになってます。
 あとは、去年の今頃はまっていたオンラインゲームのキャラに槍を使う人がいて、それで槍に惚れたというのがありますね。
 そしてあとはどんどんどんどん暗く重い方向に話を持って行って、一年経った今、ようやく完成しました。
 でも何せ自分はギルドとかそういう単語の知識すら曖昧な人なので、多分読んでると変なところがたくさんあると思います。この辺り本当に申し訳ないと思うんですけどねえ。
 誰か変なところを見つけたら、是非、教えて下さい。
 言われないと気づかない、鈍感な奴なので(それは違う気が)。


 実は今夏休みです。
 さらに言えば私は受験生。
 …………。
 書いてる時間なんてない筈なんですが、初め春休みに上げるとか言って上がらず、七月にはとか言ってまた上がらず、ここまで引きずってしまった自分にも責任はあるんですが。
 でもここで書かなければ上がるのは確実に三月(もしくはそれ以降)になってしまうと思い、頑張って書きました。
 そして何とか夏休み終了四日前に完成!
 もう本当、肩の荷が下りた感じです。ふぁー。
 でもまだS.K.Y.が三冊あるんですよねえ。あああ。
 どうやらそちらは来年三月以降になりそうです。順調に進めば次にお会いできるのは来年の今頃ですかねえ(怖。


 何か今回、私にしてはネタばれの限りなく少ないあとがきですね。
 まあそれには理由がありまして。
 今回ページ数百二十二ページ(タイトルページ等を合わせると百二十九ページ)。初めてです百ページ超えたの。
 そういう訳でファイルに挟めないような惧れがありまして。それでこんな薄っぺらいあとがき。
 本当は言いたいこといっぱいあるんですけどねえ。


 まあそういう訳でして、今回この辺でお開きです。
 この長い話を最後まで読んで下さった方、本当にありがとう御座いました。
 私のようにあとがきを先に読んでる方、本編も読んで下さいね♪
 それでは、また何処かで会えることを願いつつ……。


2005,8,28(Sun) 石田美咲兎


   追記


 とまあ初期のあとがきはページの都合上あんな感じだったんですが、何しろこれはwebページ。書こうと思えばどこまでだって書けます。
 つー訳でいつものノリでネタバレあとがき行ってみよーっ!!


 まずはいつものように名前の話。
 相変わらず地名は多いです。ティレニアはイタリアにある海、ガリシアはスペインですね。ナセルも地名だったんですが、世界史でナセルなる人物が出てきた時はかなりびっくりしました。御蔭で覚えられた気はしますが、もう忘れましたよ。はっはっはっ。
 アカツキは、当初「赤月」と「暁」って読み一緒だよなとか思い、かけてみようと思い……全くかかっていません。とりあえずアクセントはカが高く、ツキはそのままではなく落ちます。
 ソルフは――作中でも言ってますが――赤いという意味です。確かペルシア語でしたかね。
 …………。
 今改めて資料漁ってて気がつきました。
 ソルフの綴りはsolkfではなくsorkh……。
 気にしない気にしないあはははははは。
 ついでに、赤という意味のエリュトロンはギリシア語、血という意味のラガトはネパール語です。
 あと神話関係も少し混ざってます。
 スルーズはヴァルキューレの名前で強き者という意味。フォルド、イーグレーンは共に八世界の呼び名で、原と緑なるものという意味ですね。


 で、今回二章で(サイト掲載分は三〜七章)ミドル・ネームの話ありましたが、あれは私が勝手に考えてつくった設定なので、真に受けないで下さい。すいませんちゃんと調べないで。


 今回書いていて楽しかったのは何と言っても戦闘シーン! こんなに口が裂け怪しい笑みを浮かべながらプロット作ったりパソコンに向かってたのは多分初めてです。
 特に好きなのは、やっぱりアカツキ・ティレニアコンビのところですかねえ。
 あの章は、書いてて本気で体痛くなりました。ティレニアと一緒に吐血するところでしたよ。
 そしてナセルという名前(あくまで名前のみ)は本当はウルミエの役だったのに、私がプロットをろくに確認しないままさらさら書いていて――まあ、初期プロットからかなり変更があったので仕方ないことではあるのですが――、ウルミエ登場辺りでプロット確認した時にようやく気がつきました。が、その時既に今のナセルの名前はナセル以外に考えられないほど定着し愛着が湧いてしまっていたので、本来悪役その一という様な扱いだったウルミエが昇格したわけです。
 ま、結果オーライなので良しです。


 まだ他にも、リオは某推理漫画の主人公の義姉の女刑事イメージだとか、読み返してみたら序章でアカツキかなりキャラ違うし『ノルン』から手離してるじゃないかとか、何で槍の名前が『ノルン』なのかとか、実はそれでウルミエに皮肉を言わせたかったとか……書きたいことはまだまだあるんですが、今回はこの辺でお別れです。
 ここまで付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございます。
 それでは、次はS.K.Y.3でお会いしましょう!


2006,8,26(Sat) 石田美咲兎


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Photo by Natuyumeiro